タウリン

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栄養素と効能

タウリン｜肝臓の代謝サポート、疲労時の回復補助

タウリンはアミノ酸から作られる含硫化合物で、肝臓・心臓・脳などの組織に存在します。代謝や神経の働きに関わり、コンディション維持に役立つ成分として注目されています。

効能

• 肝臓の機能をサポートし解毒や代謝を助ける
• 胆汁酸と結合し脂質の吸収・分解に関与する
• 血圧バランスの維持に関わる
• 神経の興奮を抑え精神の安定を保つ
• 視覚機能や心臓の活動に関与する

特徴

• たんぱく質を構成しない含硫アミノ酸誘導体
• 体内で一部合成されるが食事からの摂取も重要
• 胆汁酸代謝やナトリウム排出に関与する
• 肝臓・脳・網膜・筋肉などに多く含まれる
• 魚介類に多く、特にイカやタコに豊富

接種不足

合成量が不足すると胆汁酸の働きが低下し、脂質代謝の効率が落ちることがあります。肝臓の解毒や神経の安定に支障が出る場合もあります。成長期やストレス時には消費が増え、補給が重要です。

過剰摂取

食品由来で問題となることはありませんが、サプリメントやドリンクなどで多量に摂取すると、下痢、吐き気、血圧の低下、軽度の頭痛が起こる場合があります。長期過剰摂取には注意が必要です。

食材

するめいか、たこ、ホタテ、カキ　など

豆知識

• タウリンの名は牛（taurus）に由来し、胆汁の成分として発見されました。
• 人間の体内では、システインなどから一部合成されています。
• 植物性食品にはほとんど含まれず、魚介類が主な供給源です。
• スポーツドリンクや栄養ドリンクの成分としてもよく使用されています。

たんぱく質・アミノ酸　（栄養素一覧）

【 たんぱく質 】

たんぱく質は、体をつくる材料で、生命活動に欠かせない栄養素です。20種類のアミノ酸が多数つながってできた高分子化合物で、筋肉・内臓・皮膚・ホルモン・酵素・抗体など、体のあらゆる構造や機能に関わっています。

　　たんぱく質
　　｜
　　├─（体を作る20種類のアミノ酸）
　　｜　　├─ 必須アミノ酸
　　｜　　├─ 準必須アミノ酸（非必須アミノ酸）
　　｜　　└─ 非必須アミノ酸
　　｜
　　└─ その他のアミノ酸等

たんぱく質（動物性）

たんぱく質（植物性）

必須アミノ酸

必須アミノ酸は、たんぱく質を構成し、人間が体内で作り出すことができないアミノ酸（非常に合成が遅い含む）。

イソロイシン	スレオニン
トリプトファン	バリン
ヒスチジン	フェニルアラニン
メチオニン	リジン
ロイシン

準必須アミノ酸（非必須アミノ酸）

準必須アミノ酸は、たんぱく質を構成し、成長期などでは体内での合成量が不足し、食物から摂取が必要なアミノ酸。

アルギニン	システイン
チロシン

非必須アミノ酸

非必須アミノ酸は、たんぱく質を構成し、体内で糖質や脂質、他のアミノ酸から作り出すことができるアミノ酸。

アスパラギン	アスパラギン酸
アラニン	グリシン
グルタミン	グルタミン酸
セリン	プロリン

【 その他のアミノ酸等 】

たんぱく質の構成成分ではない、その他のアミノ酸等。

GABA（ギャバ）	オルニチン
カゼイン	シトルリン
タウリン	バレニン
β−アラニン	ラクトフェリン