たんぱく質（動物性）

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栄養素と効能

たんぱく質（動物性）｜筋肉合成、免疫維持

たんぱく質（動物性）は、肉・魚・卵・乳製品などに含まれます。体内で使われやすく、筋肉や臓器などの構成に関与し、免疫を支える重要な栄養素です。

効能

• 筋肉・内臓・皮膚・髪・爪などの組織形成を支える
• 運動後の筋修復を促し、筋力維持に役立つ
• 抗体や免疫細胞の材料となり、感染症対策に寄与する
• 酵素やホルモンをつくる材料として、代謝の流れを支える
• アルブミンなど血液中のたんぱく質を通じて栄養や酸素を運ぶ

特徴

• アミノ酸スコアが高く、必須アミノ酸のバランスが良い

1. イソロイシン
2. ロイシン
3. リシン（リジン）
4. メチオニン
5. フェニルアラニン
6. スレオニン（トレオニン）
7. トリプトファン
8. バリン
9. ヒスチジン

• 吸収効率が高く、筋肉合成に利用されやすい
• 植物性たんぱく質より少量で必要量を満たしやすい
• 鉄・亜鉛・ビタミンB群なども同時に含まれていることが多い
• 筋力維持や美容、体調管理など幅広い目的に適している

接種不足

たんぱく質が不足すると、筋肉量が減りやすくなり、疲れやすくなります。免疫力が落ちて風邪をひきやすくなったり、髪や肌のハリが低下したり、傷の治りが遅くなることもあります。

過剰摂取

動物性たんぱく質を摂りすぎると、腎臓に負担がかかる場合があります。脂質の多い部位を多く食べると、コレステロールや飽和脂肪酸の過剰摂取につながり、体脂肪の増加や生活習慣病のリスクが高まります。

食材

まぐろ赤身、鶏むね肉、チーズ、豚ヒレ肉　など

豆知識

• 動物性たんぱく質は「アミノ酸スコア100」の食品が多く、吸収率も高いです。
• 筋トレやスポーツをする人にとって、効率のよい筋肉材料となります。
• 植物性たんぱく質と組み合わせることで栄養バランスがさらに向上します。
• 卵や乳製品は消化吸収がよく、毎日の食事に取り入れやすい優秀なたんぱく源です。

たんぱく質・アミノ酸　（栄養素一覧）

【 たんぱく質 】

たんぱく質は、体をつくる材料で、生命活動に欠かせない栄養素です。20種類のアミノ酸が多数つながってできた高分子化合物で、筋肉・内臓・皮膚・ホルモン・酵素・抗体など、体のあらゆる構造や機能に関わっています。

　　たんぱく質
　　｜
　　├─（体を作る20種類のアミノ酸）
　　｜　　├─ 必須アミノ酸
　　｜　　├─ 準必須アミノ酸（非必須アミノ酸）
　　｜　　└─ 非必須アミノ酸
　　｜
　　└─ その他のアミノ酸等

たんぱく質（動物性）

たんぱく質（植物性）

必須アミノ酸

必須アミノ酸は、たんぱく質を構成し、人間が体内で作り出すことができないアミノ酸（非常に合成が遅い含む）。

イソロイシン	スレオニン
トリプトファン	バリン
ヒスチジン	フェニルアラニン
メチオニン	リジン
ロイシン

準必須アミノ酸（非必須アミノ酸）

準必須アミノ酸は、たんぱく質を構成し、成長期などでは体内での合成量が不足し、食物から摂取が必要なアミノ酸。

アルギニン	システイン
チロシン

非必須アミノ酸

非必須アミノ酸は、たんぱく質を構成し、体内で糖質や脂質、他のアミノ酸から作り出すことができるアミノ酸。

アスパラギン	アスパラギン酸
アラニン	グリシン
グルタミン	グルタミン酸
セリン	プロリン

【 その他のアミノ酸等 】

たんぱく質の構成成分ではない、その他のアミノ酸等。

GABA（ギャバ）	オルニチン
カゼイン	シトルリン
タウリン	バレニン
β-アラニン	ラクトフェリン