でんぷん

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  • 栄養素と効能
目次

栄養素と効能

でんぷん|エネルギー供給、血糖値の調整

でんぷんは糖質に分類される多糖類で、ブドウ糖が多数つながった構造をしています。体内でブドウ糖に分解され、脳や筋肉のエネルギー源として使われます。一部は消化されにくく整腸にも関与します。

効能

  • 脳や筋肉の主要なエネルギー源となる
  • 集中力や身体活動の維持に関与する
  • 血糖値の急激な上昇を抑える(難消化性でんぷん)
  • 腸内発酵によって整腸を助ける
  • 疲労回復をサポートする

特徴

  • ブドウ糖が多数結合した多糖類
  • 植物の根や種子などに多く含まれる
  • アミロースとアミロペクチンに分かれる
  • 加熱や冷却によって消化性が変化する
  • 冷えたごはんや芋類に難消化性でんぷんが含まれる

接種不足

でんぷんの摂取が極端に不足すると、ブドウ糖が足りず脳の働きや身体活動が低下しやすくなります。集中力の低下、疲労感、ふらつき、低血糖などが現れる可能性があります。

過剰摂取

過剰に摂取すると、使われなかったブドウ糖が脂肪として蓄積されやすくなり、体重増加や血糖値の乱高下、インスリンの過剰分泌による代謝バランスの崩れなどにつながることがあります。

食材

片栗粉、とうもろこしでんぷん(コーンスターチ) など

豆知識

  • でんぷんは植物が作るエネルギーの貯蔵物質です。
  • アミロースは消化がゆっくりで、血糖値の上昇を抑えるはたらきがあります。
  • レジスタントスターチは難消化性でんぷんの一種で、整腸作用が注目されています。
  • 炊いたごはんを冷やすと、レジスタントスターチが増える性質があります。
  • 冷たいでんぷん食品は「太りにくい炭水化物」として話題になることもあります。

炭水化物・糖質・食物繊維 (栄養素一覧)

【 炭水化物 】

炭水化物は、糖質・食物繊維・糖アルコールからなる栄養素で、体や脳の主要なエネルギー源として重要な役割を果たします。

  炭水化物
  |
  ├─ 糖質
  | ├─ 糖類

    ├─ 単糖類(グルコースなど)
    └─ 二糖類(小糖類)(マルトースなど)
  | ├─ 小糖類(オリゴ糖など)
  | └─ 多糖類(デンプン、食物繊維など)
  |
  ├─ 食物繊維
  └─ 糖アルコール

【 糖質 】

糖質は、エネルギー源として最も利用される成分で、消化・吸収され、ブドウ糖(グルコース)として血液中に入ります。

  • 糖質は、単糖類、二糖類(小糖類:単糖類2個で構成)、オリゴ糖(小糖類:単糖類3〜10で構成)、多糖類のグループのことを言います。
  • 糖類は、単糖類、二糖類(小糖類:単糖類2個で構成)のグループのことを言います。
糖質糖類

単糖類

ブドウ糖(グルコース)、果糖(フルクトース)、ガラクトース など

ブドウ糖(グルコース)果糖(フルクトース)
ガラクトース

二糖類(小糖類)

小糖類:単糖類2個で構成

スクロース(砂糖)、ラクトース(乳糖)など

麦芽糖(マルトース)ショ糖(スクロース)
乳糖(ラクトース)トレハロース

小糖類

小糖類:単糖類3〜10個で構成

フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖 など

フラクトオリゴ糖ガラクトオリゴ糖

多糖類

単糖類10個以上で構成

でんぷん、グリコーゲン など

でんぷんグリコーゲン

食物繊維 】

食物繊維は、ヒトの消化酵素では分解されない炭水化物で、腸内環境を整える、便通を良くする、血糖値の上昇を抑えるなどの働きがあります。

食物繊維(不溶性)は、水に溶けず、腸を刺激して便通を促す働きがあります。

食物繊維(水溶性)は、水に溶けてゲル状になり、血糖値やコレステロールの上昇を抑えたり、腸内の善玉菌を増やす働きがあります。

食物繊維(不溶性)食物繊維(水溶性)

食物繊維(不溶性)

セルロース、リグニン、ヘミセルロースなど

キチンキトサン
セルロースヘミセルロース
リグニン

食物繊維(水溶性)

ペクチン、グルコマンナン、イヌリン など

イヌリンガラクタン
グルコマンナンペクチン

【 糖アルコール 】

糖アルコールは、糖質の一種でありながら血糖値の上昇がゆるやかで低カロリーな甘味料として使われることが多い成分群です。

ソルビトールキシリトール
マルチトール
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