食物繊維(水溶性)

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  • 栄養素と効能
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栄養素と効能

食物繊維(水溶性)|血糖値の上昇抑制、腸内フローラの改善

水溶性食物繊維は炭水化物の一種で、水に溶けて粘性のあるゲル状になり、消化管内でゆっくり移動します。糖や脂質の吸収をゆるやかにし、血糖値の安定や腸内環境の改善に役立ちます。

効能

  • 糖の吸収速度をゆるやかにする
  • 食後の血糖値上昇を抑えやすくする
  • 腸内の善玉菌を増やす
  • 便の水分量を保ち排便を助ける
  • コレステロールの排出を促進する

特徴

  • 水に溶けてゲル状になる性質を持つ
  • 腸内で発酵して短鎖脂肪酸を産生する
  • 果物・海藻・豆類に多く含まれる
  • 胃や腸での移動がゆっくりになる
  • 不溶性と合わせて摂ることで整腸効果が高まる

接種不足

水溶性食物繊維が不足すると、血糖値が急激に上がりやすくなり、腸内の善玉菌が減少して便通が乱れたり、コレステロールの排出がうまくいかなくなったりすることがあります。

過剰摂取

過剰に摂取すると、腸内で発酵が進みすぎてガスがたまりやすくなり、腹部の張りや不快感、場合によっては下痢などの症状が出ることがあります。水分不足の状態では影響が強まりやすくなります。

食材

乾燥寒天、ドライいちじく、押し麦 など

豆知識

  • 水溶性食物繊維にはペクチン、グルコマンナン、アルギン酸などがあります。
  • 粘性によって糖や脂質の吸収をゆっくりにします。
  • 善玉菌のエサとなり、腸内で発酵して短鎖脂肪酸を作ります。
  • 満腹感を得やすく、食べすぎ防止にも役立ちます。
  • 水分と一緒に摂取することでより効果を発揮しやすくなります。

炭水化物・糖質・食物繊維 (栄養素一覧)

【 炭水化物 】

炭水化物は、糖質・食物繊維・糖アルコールからなる栄養素で、体や脳の主要なエネルギー源として重要な役割を果たします。

  炭水化物
  |
  ├─ 糖質
  | ├─ 糖類

    ├─ 単糖類(グルコースなど)
    └─ 二糖類(小糖類)(マルトースなど)
  | ├─ 小糖類(オリゴ糖など)
  | └─ 多糖類(デンプン、食物繊維など)
  |
  ├─ 食物繊維
  └─ 糖アルコール

【 糖質 】

糖質は、エネルギー源として最も利用される成分で、消化・吸収され、ブドウ糖(グルコース)として血液中に入ります。

  • 糖質は、単糖類、二糖類(小糖類:単糖類2個で構成)、オリゴ糖(小糖類:単糖類3〜10で構成)、多糖類のグループのことを言います。
  • 糖類は、単糖類、二糖類(小糖類:単糖類2個で構成)のグループのことを言います。
糖質糖類

単糖類

ブドウ糖(グルコース)、果糖(フルクトース)、ガラクトース など

ブドウ糖(グルコース)果糖(フルクトース)
ガラクトース

二糖類(小糖類)

小糖類:単糖類2個で構成

スクロース(砂糖)、ラクトース(乳糖)など

麦芽糖(マルトース)ショ糖(スクロース)
乳糖(ラクトース)トレハロース

小糖類

小糖類:単糖類3〜10個で構成

フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖 など

フラクトオリゴ糖ガラクトオリゴ糖

多糖類

単糖類10個以上で構成

でんぷん、グリコーゲン など

でんぷんグリコーゲン

食物繊維 】

食物繊維は、ヒトの消化酵素では分解されない炭水化物で、腸内環境を整える、便通を良くする、血糖値の上昇を抑えるなどの働きがあります。

食物繊維(不溶性)は、水に溶けず、腸を刺激して便通を促す働きがあります。

食物繊維(水溶性)は、水に溶けてゲル状になり、血糖値やコレステロールの上昇を抑えたり、腸内の善玉菌を増やす働きがあります。

食物繊維(不溶性)食物繊維(水溶性)

食物繊維(不溶性)

セルロース、リグニン、ヘミセルロースなど

キチンキトサン
セルロースヘミセルロース
リグニン

食物繊維(水溶性)

ペクチン、グルコマンナン、イヌリン など

イヌリンガラクタン
グルコマンナンペクチン

【 糖アルコール 】

糖アルコールは、糖質の一種でありながら血糖値の上昇がゆるやかで低カロリーな甘味料として使われることが多い成分群です。

ソルビトールキシリトール
マルチトール
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