トレハロース

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  • 栄養素と効能
目次

栄養素と効能

トレハロース|エネルギー供給、食品安定性向上

トレハロースは糖質に分類される二糖類で、ブドウ糖が2つ結合した構造をしています。自然界ではきのこや海藻などに含まれ、加熱や乾燥に強い安定性を持ち、エネルギー供給源にもなります。

効能

  • エネルギーを緩やかに供給する
  • 加工食品の品質保持に役立つ
  • 乾燥による成分変性を抑える
  • 加熱中のタンパク質変性を緩和する
  • 保存期間の延長に寄与する

特徴

  • ブドウ糖が2つ結合した二糖類
  • 甘味は砂糖の約45%と控えめ
  • 熱や酸に強く構造が安定している
  • 食材の風味や色変化を防ぎやすい
  • きのこ類や昆布などに微量含まれる

接種不足

トレハロースは体内でブドウ糖に分解されて吸収されるため、摂取不足によって特有の症状が出ることはありません。特定の必須糖質ではなく、自然由来または食品添加として利用される成分です。

過剰摂取

トレハロースを多量に摂取すると、血糖値の上昇やカロリー過多が起こる可能性があります。腸内環境によってはガスの発生やお腹の張りなどの消化器症状が出ることがあります。

食材

ホエイパウダー、エノキタケ、しめじ など

豆知識

  • トレハロースは「保護糖」とも呼ばれています。
  • 熱や乾燥からタンパク質や脂質を守る働きがあります。
  • 消化酵素トレハラーゼでブドウ糖に分解されます。
  • 食品の色や風味を安定させる目的で広く使われています。
  • きのこや海藻だけでなく、昆虫や酵母にも存在しています。

炭水化物・糖質・食物繊維 (栄養素一覧)

【 炭水化物 】

炭水化物は、糖質・食物繊維・糖アルコールからなる栄養素で、体や脳の主要なエネルギー源として重要な役割を果たします。

  炭水化物
  |
  ├─ 糖質
  | ├─ 糖類

    ├─ 単糖類(グルコースなど)
    └─ 二糖類(小糖類)(マルトースなど)
  | ├─ 小糖類(オリゴ糖など)
  | └─ 多糖類(デンプン、食物繊維など)
  |
  ├─ 食物繊維
  └─ 糖アルコール

【 糖質 】

糖質は、エネルギー源として最も利用される成分で、消化・吸収され、ブドウ糖(グルコース)として血液中に入ります。

  • 糖質は、単糖類、二糖類(小糖類:単糖類2個で構成)、オリゴ糖(小糖類:単糖類3〜10で構成)、多糖類のグループのことを言います。
  • 糖類は、単糖類、二糖類(小糖類:単糖類2個で構成)のグループのことを言います。
糖質糖類

単糖類

ブドウ糖(グルコース)、果糖(フルクトース)、ガラクトース など

ブドウ糖(グルコース)果糖(フルクトース)
ガラクトース

二糖類(小糖類)

小糖類:単糖類2個で構成

スクロース(砂糖)、ラクトース(乳糖)など

麦芽糖(マルトース)ショ糖(スクロース)
乳糖(ラクトース)トレハロース

小糖類

小糖類:単糖類3〜10個で構成

フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖 など

フラクトオリゴ糖ガラクトオリゴ糖

多糖類

単糖類10個以上で構成

でんぷん、グリコーゲン など

でんぷんグリコーゲン

食物繊維 】

食物繊維は、ヒトの消化酵素では分解されない炭水化物で、腸内環境を整える、便通を良くする、血糖値の上昇を抑えるなどの働きがあります。

食物繊維(不溶性)は、水に溶けず、腸を刺激して便通を促す働きがあります。

食物繊維(水溶性)は、水に溶けてゲル状になり、血糖値やコレステロールの上昇を抑えたり、腸内の善玉菌を増やす働きがあります。

食物繊維(不溶性)食物繊維(水溶性)

食物繊維(不溶性)

セルロース、リグニン、ヘミセルロースなど

キチンキトサン
セルロースヘミセルロース
リグニン

食物繊維(水溶性)

ペクチン、グルコマンナン、イヌリン など

イヌリンガラクタン
グルコマンナンペクチン

【 糖アルコール 】

糖アルコールは、糖質の一種でありながら血糖値の上昇がゆるやかで低カロリーな甘味料として使われることが多い成分群です。

ソルビトールキシリトール
マルチトール
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