コレステロール

当ページのリンクには広告が含まれています

こんにちは、shin です。
このページでは、以下の情報を発信しています。
読んでみてください。

  • 栄養素と効能
目次

栄養素と効能

コレステロール|血中脂質の調整、ホルモンの材料

コレステロールは脂質の一種で、ステロール系に分類されます。細胞膜やホルモン、胆汁酸などの材料となり、生命維持に欠かせませんが、過剰摂取は健康リスクを高めるおそれがあります。

効能

  • 細胞膜の構造維持
  • ホルモン(性ホルモン・副腎皮質ホルモン)の材料
  • 胆汁酸の材料
  • ビタミンDの生成に関与
  • 神経伝達の正常化

特徴

  • 体内で合成される(主に肝臓)
  • 血中ではリポタンパク質と結合して運ばれる
  • HDL(善玉)とLDL(悪玉)に分類される
  • 動物性食品に多く含まれる
  • 過剰摂取は生活習慣病の要因となる

接種不足

体内合成が行われるため、欠乏することは基本的にありません。ただし、極端な低脂肪食ではホルモン生成の低下や胆汁酸の不足を招く可能性があります。

過剰摂取

過剰に摂ると、LDLコレステロールの上昇により動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中などのリスクが高まるとされています。

食材

鶏卵(卵黄)、豚レバー、いか など

豆知識

  • 卵の摂取量は1日1個程度なら健康リスクは低いとされます。
  • 植物性食品にはコレステロールが含まれていません。
  • HDLは余分なコレステロールを回収する働きがあります。
  • トランス脂肪酸の摂取はLDLを増やすため注意が必要です。

脂質 (栄養素一覧)

【 脂質 】

脂質は生体膜やホルモンの構成成分であり、体のエネルギー源や貯蔵エネルギーとして使われる有機化合物の総称です。化学的には「水に溶けにくく油に溶けやすい」疎水性の性質を持ちます。
脂溶性ビタミンの吸収を助けます。

  脂質
  |
  ├─ 脂肪酸
  | ├─ 飽和脂肪酸(SFA)
  | └─ 不飽和脂肪酸(UFA)
  |   ├─ 一価不飽和脂肪酸(MUFA)
  |   └─ 多価不飽和脂肪酸(PUFA)
  |
  ├─ リン脂質
  ├─ コレステロール
  └─ 中性脂肪

脂肪酸

脂質の主成分で、エネルギー源や細胞膜の構成に関与し、脂肪酸は飽和/不飽和で分類されます。

  ├─ 脂肪酸
  | ├─ 飽和脂肪酸(SFA)
  | └─ 不飽和脂肪酸(UFA)

飽和脂肪酸(SFA)

二重結合なしで、常温で固体の脂に多く、摂りすぎるとLDLコレステロールが増えやすい。

パルミチン酸(バター・肉脂)、ステアリン酸(牛脂、カカオバター) など

パルミチン酸ステアリン酸

不飽和脂肪酸(UFA)

二重結合ありで、常温で液体となり、健康維持に有益な作用が多い。
さらに 一価不飽和脂肪酸(MUFA)、多価不飽和脂肪酸(PUFA)に分類されます。

  | └─ 不飽和脂肪酸(UFA)
  |   ├─ 一価不飽和脂肪酸(MUFA)
  |   └─ 多価不飽和脂肪酸(PUFA)

一価不飽和脂肪酸(MUFA)

  • 二重結合を1つ持つ
  • 一価不飽和脂肪酸を含む食材を摂取すると、心臓血管リスク低減が報告されている

【 n-9系 】オレイン酸(オリーブ油、アボカド、ナッツ)

オレイン酸

多価不飽和脂肪酸(PUFA)

  • 二重結合を2つ以上持つ。
  • 体内で合成できない「必須脂肪酸」を含む。

【 n-6系 】リノール酸、アラキドン酸(サラダ油、卵黄、マヨネーズ)
     :皮膚の健康、ホルモン前駆体
【 n-3系 】α-リノレン酸、EPA、DHA(えごま油、青魚(サバ、イワシ))
     :血液をサラサラに、抗炎症、脳の機能保持

リノール酸アラキドン酸
α-リノレン酸DHA
EPA

リン脂質

• 親水性の「リン酸基」と疎水性の「脂肪酸」から構成
• 水と油の両方になじむ=乳化作用をもつ
• 細胞膜(特に脳や神経細胞)に多く含まれる

レシチン(卵黄、大豆に豊富)
セファリン(神経組織)

レシチンセファリン

コレステロール

• ステロイド骨格をもつ脂質
• 人体に必要不可欠だが、血中バランスが重要
• 細胞膜の柔軟性維持
• ステロイドホルモン(性ホルモン・副腎皮質ホルモン)の前駆体
• ビタミンDや胆汁酸の合成材料

主な食品:卵黄、レバー、魚卵、乳製品

コレステロール

中性脂肪

• 脂肪酸3分子+グリセロール1分子で構成
• 食品中・体内での脂質の主な形
• 過剰摂取は肥満や脂質異常症の原因に

主な食品:肉の脂、バター、植物油

中性脂肪
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次