こんにちは、shin です。
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読んでみてください。
- 栄養素 と 効能
カルシウム[Ca]|骨形成の維持・神経伝達のサポート
カルシウムは、骨や歯を作るだけでなく、神経や筋肉の機能にも関与する欠かせないミネラルです。体内での多くの生命活動に関与することから、健康維持の基本となる成分として高く評価されています。
成長期の子どもから高齢者まで、あらゆるライフステージで「骨や関節の悩み」や「イライラ」「こむら返り」などの不調に心当たりのある方は少なくありません。そうした背景からも、カルシウムの適切な摂取と吸収が注目されています。
効果・効能
骨と歯の形成・維持
カルシウムは骨や歯の主要構成成分であり、骨量の維持や骨折予防に関与すると考えられています。成長期や高齢期において特に重要な役割を果たします。
筋肉の収縮調整
筋収縮に必要な電気信号の伝達に関与しており、カルシウム濃度が低下すると筋肉のけいれんやこむら返りの原因になることがあります。
神経伝達の調節
神経細胞からの神経伝達物質の放出をサポートする働きがあり、神経の興奮や精神的安定にも関与しているとされています。
血液凝固のサポート
カルシウムは血液凝固因子の活性化に関与しており、止血作用のある正常な血液機能の維持に必要とされています。
摂取不足
カルシウムの不足は、骨密度の低下や骨粗しょう症の進行に関与する可能性があります。また、血中カルシウム濃度を保つために骨からのカルシウム動員が進むことで、骨が脆くなりやすくなると考えられています。子どもでは成長障害、高齢者では骨折リスクの増加につながる可能性があるため、注意が必要です。
過剰摂取
サプリメントなどで過剰に摂取した場合、消化器症状(便秘、腹部不快感)や、高カルシウム血症(倦怠感、食欲低下、腎機能障害など)に関与することがあります。特にビタミンDとの併用摂取時には、吸収率が上がるため注意が必要です。厚生労働省が定める耐容上限量を超えないようにすることが推奨されます。
含まれる食品(100gあたりの含有量)
- 干しえび|710mg
- しらす干し(半乾燥)|520mg
- 牛乳|110mg
- 木綿豆腐|120mg
- 小松菜(生)|170mg
- ごま|1,200mg
※食品によって吸収率が異なり、乳製品は吸収率が比較的高いとされています。
こんな人におすすめ
- 成長期の子どもや思春期の若者
- 骨密度が気になる中高年
- 骨折経験がある、または骨粗しょう症予防を考えている方
- 精神的な不安定やこむら返りが起こりやすい方
損失を少なくする調理法
- 小魚は骨ごと食べる:しらすや煮干し、干しえびなどをまるごと活用
- 豆腐を冷ややっこや味噌汁で:加熱によるカルシウムの損失が少ない方法
- 青菜は茹でてから水切りしすぎない:カルシウムを逃さないように
- 乳製品の加熱調理を控える:吸収率は温度に影響を受けやすいため注意が必要です
相性のよい栄養素
- ビタミンD|腸からのカルシウム吸収を高め、骨への沈着をサポートします
- マグネシウム|カルシウムとバランスを取りながら筋肉の収縮・弛緩を調整します
- ビタミンK|カルシウムを骨に結合させるタンパク質の活性化に関与します
よくある質問(FAQ)
- カルシウムは1日にどれくらい必要ですか?
-
成人では1日650〜800mgの摂取が推奨されています(年齢・性別により異なります)。閉経後の女性や高齢者ではさらに多く必要とされることがあります。
- サプリメントで摂る場合の注意点は?
-
カルシウムは他のミネラルとのバランスが重要です。特にマグネシウムや亜鉛とバランスを取ること、また吸収率の高いカルシウム(クエン酸カルシウムなど)を選ぶのがポイントです。
- 牛乳が苦手でもカルシウムは摂れますか?
-
はい。小松菜や豆腐、しらす干しなどの植物性・魚介類にも豊富に含まれており、乳製品以外でも十分補えます。
まとめ
カルシウムは骨と歯の形成に欠かせないミネラルであると同時に、神経や筋肉の働き、血液の凝固、精神的安定にも関与する多機能な成分です。
加齢や生活習慣によって不足しやすく、意識的な摂取が必要になります。日常的な食事の中で小魚や大豆製品、緑黄色野菜などをうまく活用し、カルシウムの吸収を助ける栄養素との組み合わせも意識することで、バランスよく健康を支えることが可能です。
カルシウム|おすすめサプリメント 5選
「牛乳が苦手」「外食中心で栄養が偏りがち」そんな悩みを抱える方にとって、カルシウム不足は意外と身近な問題です。
骨や歯の健康を保つためにも、日々の食事に加えてサプリメントで手軽に補うという選択肢があります。人気カルシウムサプリメントを5つご紹介します。
①DHC カルシウム+CBP
特徴
- 卵殻カルシウムを使用
- 吸収を助けるCBP(濃縮乳清活性たんぱく)配合
- ビタミンDも加わり栄養バランスに配慮
②ディアナチュラ カルシウム・マグネシウム・亜鉛・ビタミンD
特徴
- 4種のミネラル+ビタミンDの総合設計
- 栄養機能食品としての品質管理が徹底
- 1日6粒で手軽に補給可能
③サントリー カルメイト(ラクチュロース カルシウム配合)
特徴
- カルシウムとマグネシウムを2:1で配合
- ラクチュロースを含み、カルシウムの腸内吸収促進
- ビタミンDも配合、食事との相乗を意識
- 国内製造で品質への信頼性が高い
④ネイチャーメイド スーパーカルシウム(大塚製薬)
特徴
- 1粒でカルシウムを600mg補える設計
- ビタミンDを同時配合
- ドラッグストアでも入手しやすい
⑤ファンケル カルシウム(30日分)
特徴
- 1日分のカルシウム+マグネシウム+ビタミンDを配合
- 続けやすい小粒タイプ
- 食事で不足しがちな栄養素の補助に最適
- 安心の国内製造と自社品質管理体制
ミネラル (栄養素一覧)
ミネラルとは、体の機能を正常に保つために必要な無機質の栄養素です。人の体の中では作れないため、食べ物や水から摂取する必要がある必須栄養素に分類されます。
【 主要ミネラル 】
- 体液の調整や骨の構成などに関わり、体内で比較的多く必要とされる
- ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン など
【 微量ミネラル 】
- 酵素の働きを支えるなど代謝や免疫機能に関与し、必要量は少ないが重要な役割を果たす
- 鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンなど