こんにちは、shin です。
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- 栄養素と効能
栄養素と効能
アラキドン酸|神経伝達の維持、免疫バランスの調整
アラキドン酸は体内でリノール酸から作られるn-6系の多価不飽和脂肪酸です。脳や神経、免疫系の働きに関わっており、特に乳幼児の発育や神経の成長にとって大切な脂質です。
効能
- 神経の伝達機能を支える
- 免疫バランスを調整する
- 脳の学習・記憶に関与する
- 視覚機能の発達に影響する
- 細胞分裂をサポートする
特徴
- リノール酸から体内で合成される
- 細胞膜に多く含まれる
- 炎症や血栓形成に関わる代謝物の材料になる
- 特に脳や肝臓に多く存在する
- 成長期や乳幼児期に重要性が高い
接種不足
不足すると、乳幼児の脳や神経の発達が遅れたり、免疫力が低下したりすることがあります。大人でも集中力や記憶力の低下が起こる可能性があります。
過剰摂取
過剰に摂ると、炎症性物質の過剰生成や、アレルギー症状、動脈硬化のリスクが高まるおそれがあります。n-3系脂肪酸とのバランスが大切です。
食材
豚レバー、卵黄、鶏もも肉、牛肩ロース など
豆知識
- アラキドン酸は母乳に自然に含まれています。
- 乳幼児向けのミルクに添加されていることがあります。
- 魚よりも肉類や卵に多く含まれています。
- 過剰摂取を避けるためには、EPAやDHAを含む魚も取り入れると良いです。
- 炎症性疾患のある人は、摂取量に注意が必要です。
脂質 (栄養素一覧)
【 脂質 】
脂質は生体膜やホルモンの構成成分であり、体のエネルギー源や貯蔵エネルギーとして使われる有機化合物の総称です。化学的には「水に溶けにくく油に溶けやすい」疎水性の性質を持ちます。
脂溶性ビタミンの吸収を助けます。
脂質
|
├─ 脂肪酸
| ├─ 飽和脂肪酸(SFA)
| └─ 不飽和脂肪酸(UFA)
| ├─ 一価不飽和脂肪酸(MUFA)
| └─ 多価不飽和脂肪酸(PUFA)
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├─ リン脂質
├─ コレステロール
└─ 中性脂肪
脂肪酸
脂質の主成分で、エネルギー源や細胞膜の構成に関与し、脂肪酸は飽和/不飽和で分類されます。
├─ 脂肪酸
| ├─ 飽和脂肪酸(SFA)
| └─ 不飽和脂肪酸(UFA)
飽和脂肪酸(SFA)
二重結合なしで、常温で固体の脂に多く、摂りすぎるとLDLコレステロールが増えやすい。
パルミチン酸(バター・肉脂)、ステアリン酸(牛脂、カカオバター) など
不飽和脂肪酸(UFA)
二重結合ありで、常温で液体となり、健康維持に有益な作用が多い。
さらに 一価不飽和脂肪酸(MUFA)、多価不飽和脂肪酸(PUFA)に分類されます。
| └─ 不飽和脂肪酸(UFA)
| ├─ 一価不飽和脂肪酸(MUFA)
| └─ 多価不飽和脂肪酸(PUFA)
一価不飽和脂肪酸(MUFA)
- 二重結合を1つ持つ
- 一価不飽和脂肪酸を含む食材を摂取すると、心臓血管リスク低減が報告されている
【 n-9系 】オレイン酸(オリーブ油、アボカド、ナッツ)
多価不飽和脂肪酸(PUFA)
- 二重結合を2つ以上持つ。
- 体内で合成できない「必須脂肪酸」を含む。
【 n-6系 】リノール酸、アラキドン酸(サラダ油、卵黄、マヨネーズ)
:皮膚の健康、ホルモン前駆体
【 n-3系 】α-リノレン酸、EPA、DHA(えごま油、青魚(サバ、イワシ))
:血液をサラサラに、抗炎症、脳の機能保持
リノール酸 | アラキドン酸 |
α–リノレン酸 | DHA |
EPA |
リン脂質
• 親水性の「リン酸基」と疎水性の「脂肪酸」から構成
• 水と油の両方になじむ=乳化作用をもつ
• 細胞膜(特に脳や神経細胞)に多く含まれる
レシチン(卵黄、大豆に豊富)
セファリン(神経組織)
レシチン | セファリン |
コレステロール
• ステロイド骨格をもつ脂質
• 人体に必要不可欠だが、血中バランスが重要
• 細胞膜の柔軟性維持
• ステロイドホルモン(性ホルモン・副腎皮質ホルモン)の前駆体
• ビタミンDや胆汁酸の合成材料
主な食品:卵黄、レバー、魚卵、乳製品
コレステロール |
中性脂肪
• 脂肪酸3分子+グリセロール1分子で構成
• 食品中・体内での脂質の主な形
• 過剰摂取は肥満や脂質異常症の原因に
主な食品:肉の脂、バター、植物油
中性脂肪 |