こんにちは、shin です。
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- 栄養素 と 効能
栄養素と効能
中性脂肪|エネルギー貯蔵、体温保持
中性脂肪は、脂質の一種でエネルギーを体に蓄える働きを持ちます。体内で余った糖質や脂質が変換されて合成され、脂肪組織に貯蔵されます。飢餓や運動時にはエネルギーとして活用される重要な栄養素です。
効能
- エネルギーを長期的に体内に蓄える
- 体温を保つ断熱材としての役割を持つ
- 内臓を外部の衝撃から守るクッションとなる
- 空腹時や睡眠中のエネルギー源となる
特徴
- 脂肪細胞に多く蓄えられる
- 血液検査では「トリグリセリド(TG)」として測定される
- 糖質やアルコールの過剰摂取でも増加する
- 脂質異常症など生活習慣病の指標として重要視される
接種不足
通常の食生活では不足は稀ですが、極端な脂質制限を行うと、エネルギー不足や冷え、肌荒れ、月経不順、集中力の低下などが起こることがあります。
過剰摂取
中性脂肪が過剰になると、肥満や動脈硬化のリスクが高まり、心疾患や脂肪肝、インスリン抵抗性などの健康リスクが懸念されます。
食材
なたね油、バター、マヨネーズ、アーモンド など
豆知識
- 中性脂肪は糖質やアルコールの摂取量が多いと合成されやすくなります。
- トリグリセリドは短期間の食事や運動で数値が変化しやすい特徴があります。
- DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸を多く含む青魚の摂取は、中性脂肪のコントロールに役立つとされています。
- 中性脂肪は肝臓でも合成され、脂肪肝の進行と関連することがあります。
脂質 (栄養素一覧)
【 脂質 】
脂質は生体膜やホルモンの構成成分であり、体のエネルギー源や貯蔵エネルギーとして使われる有機化合物の総称です。化学的には「水に溶けにくく油に溶けやすい」疎水性の性質を持ちます。
脂溶性ビタミンの吸収を助けます。
脂質
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├─ 脂肪酸
| ├─ 飽和脂肪酸(SFA)
| └─ 不飽和脂肪酸(UFA)
| ├─ 一価不飽和脂肪酸(MUFA)
| └─ 多価不飽和脂肪酸(PUFA)
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├─ リン脂質
├─ コレステロール
└─ 中性脂肪
脂肪酸
脂質の主成分で、エネルギー源や細胞膜の構成に関与し、脂肪酸は飽和/不飽和で分類されます。
├─ 脂肪酸
| ├─ 飽和脂肪酸(SFA)
| └─ 不飽和脂肪酸(UFA)
飽和脂肪酸(SFA)
二重結合なしで、常温で固体の脂に多く、摂りすぎるとLDLコレステロールが増えやすい。
パルミチン酸(バター・肉脂)、ステアリン酸(牛脂、カカオバター) など
不飽和脂肪酸(UFA)
二重結合ありで、常温で液体となり、健康維持に有益な作用が多い。
さらに 一価不飽和脂肪酸(MUFA)、多価不飽和脂肪酸(PUFA)に分類されます。
| └─ 不飽和脂肪酸(UFA)
| ├─ 一価不飽和脂肪酸(MUFA)
| └─ 多価不飽和脂肪酸(PUFA)
一価不飽和脂肪酸(MUFA)
- 二重結合を1つ持つ
- 一価不飽和脂肪酸を含む食材を摂取すると、心臓血管リスク低減が報告されている
【 n-9系 】オレイン酸(オリーブ油、アボカド、ナッツ)
多価不飽和脂肪酸(PUFA)
- 二重結合を2つ以上持つ。
- 体内で合成できない「必須脂肪酸」を含む。
【 n-6系 】リノール酸、アラキドン酸(サラダ油、卵黄、マヨネーズ)
:皮膚の健康、ホルモン前駆体
【 n-3系 】α-リノレン酸、EPA、DHA(えごま油、青魚(サバ、イワシ))
:血液をサラサラに、抗炎症、脳の機能保持
リン脂質
• 親水性の「リン酸基」と疎水性の「脂肪酸」から構成
• 水と油の両方になじむ=乳化作用をもつ
• 細胞膜(特に脳や神経細胞)に多く含まれる
レシチン(卵黄、大豆に豊富)
セファリン(神経組織)
コレステロール
• ステロイド骨格をもつ脂質
• 人体に必要不可欠だが、血中バランスが重要
• 細胞膜の柔軟性維持
• ステロイドホルモン(性ホルモン・副腎皮質ホルモン)の前駆体
• ビタミンDや胆汁酸の合成材料
主な食品:卵黄、レバー、魚卵、乳製品
中性脂肪
• 脂肪酸3分子+グリセロール1分子で構成
• 食品中・体内での脂質の主な形
• 過剰摂取は肥満や脂質異常症の原因に
主な食品:肉の脂、バター、植物油